心霊スポット 怖い話 福島県 ホテル

福島県内のホテルの非常階段で起こった体験談

私が小学3年生の時になります。

 

小さい時から夏休みになると、
福島の祖父の家に遊びに行くことが習慣となっていました。

 

1つ年上の女の子のいとこがいて、どこに行くにも一緒にいた記憶があります。

 

小学3年生の夏は、
私の家族と福島の祖父の家族で旅行に行くことになりました。

 

宮城県から福島の祖父の家にいったん向かい、
さらに車で宿泊先のホテルに向かったので非常に疲れたのを覚えています。

 

長い移動時間でしたがそれでも子供は元気です。

 

私といとこは最初は廊下で遊んでいましたが、
なぜか少し開いた非常階段の扉に惹かれて次は非常階段で遊ぶことにしました。

 

非常階段ですので、階と階の間には踊り場があり、
ジグザグと折り返すような構造でした。

 

つまり一度踊り場まで行きさらに上り始めたら、
後者を確認するには手すりから身を乗り出してのぞきこまなければいけない構造でした。

 

私たちは階段での子供の遊びで有名な「グリコス」
(じゃんけんで勝った方が決まった段数を上がっていく遊び)で遊ぶことにしました。

 

遊ぶ区間は1階分で上がりきったら勝ちとしました。

 

最初はいい勝負でしたがどんどん私は負けていき、
いとこが手すりからのぞきこまなければお互いを確認できないほど差がついていました。

 

その時踊り場の手前で、
私は一瞬ですが横を清掃員が通り過ぎたような気がして、「すいません」と声をかけました。

 

なんとなく視界の隅に三角巾をかぶった女性が見えた気がしましたし、
手すりに手を置いた瞬間その人の手の上に自分の手を置いてしまった感触がして、
私はあわてて手の方を見ようとしました。

 

そんな私の声が聞こえたのでしょう。

 

いとこが手すりから身を乗り出して「どうしたの?」とこちらを見ると、
いそいで私の手を引いて部屋に戻ろうといいました。

 

そこからは私は手の方を見ることもなく、
いとこに逃げるように部屋に戻されました。

 

後で聞いたのですが、
私がつかんでいたものは人の手首から指先のみの手だったそうです。

 

それが宙に浮いていて、
私はよそ見をしながらも一人で謝っていたそうです。

 

身震いがし、それ以降そのホテルには泊まっていません。