心霊スポット 怖い話 沖縄県 ダンスホールVF跡地

沖縄県浦添市にあるダンスホールVF跡地

高校生の頃の話。

 

バイクの免許を取り、
毎日のごとくみんなで集まっては他愛も無い話しをして、色々な所へ行っていた。

 

浦添市の埋立地近くにあるダンスホールVF跡地は県内ではとても有名な心霊スポット。

 

しかし実際に幽霊を見たとか不思議な体験をした事があるという話は聞いた事がない。

 

VFに行くと他の若者に出くわし、順番を待つ程有名なスポットである。

 

その日も特に行く宛てのない僕らはいつものように他愛も無い話からVFの話題になる。

 

新しい情報としてVFには地下へと続く秘密の階段があり、
その地下がとてつもなくヤバいという信憑性の低い話しであった。

 

暇を持て余している我々には格好の餌であり、
さっそく友人達男4人でVFへ向かう事に。

 

携帯のライトを片手にいつものようにVF内を散策する。

 

数回訪れた事がある我々には庭のような所で意気揚々と地下への入り口を探す。

 

普段見ないような部屋や建物の外も細かく探すが一向に地下への階段は見つからない。

 

やっぱりガセネタだったかと諦めかけていた頃、
外の離れにあるコンクリート作りの公衆トイレのような建物。

 

扉は固く閉ざされ入る事は出来ないが、
その建物の隅にA3サイズぐらいの額縁が背を向けて立て掛けられていた。

 

特に面白い事がなかった我々はこのシチュエーションにテンションが上がり、
せーので額縁を裏返してみた。

 

そこには外国人の兵隊、
50代ぐらいでかなり上の階級の人のような男性の写真だった。

 

そしてその時、2Fから「ミシッ、ミシッ」と足音が聴こえる。

 

ふざけていた我々も一瞬にして時間が止まる。

 

この敷地内に他の人が入ってくれば必ずわかる入り口の作りになっているし、
さっきから我々が数十分かけて周った時には誰にも会っていない。

 

ただ確かに聴こえた足音に内心怯えながらもみんなで2Fを見に行く事に。

 

額縁はとりあえず裏返して元の場所に置いておいた。

 

2Fに上がるもやはり誰もいない。

 

確かに足音が聴こえたんだが、
と不思議に思いながら再度あの額縁があった所へ戻ると
さっき確実に裏返して置いた額縁が表向きに置かれていた。

 

モノクロ写真でニヤリと笑う兵隊の顔を見て、
なんだか無性に恐ろしくなり一目散にその場を後にした。