深夜の歌舞伎町で幽体離脱体験。。。
私自身が1度ならず2度体験してことです。
とはいえ明確に発生に至るプロセスを把握しているものではないので、
その現象は周囲の人々の「ああっ!」という嬌声の中でおもむろに始まります。
何の変哲もない。歌舞伎町のお姉ちゃんのいる飲み屋で、
2,3人のグループにお姉ちゃんがやはり3人ほどついて、
それなりに盛り上がって飲んでいたのです。
それぞれ思い思いに隣の人どおしで話をしており、
いわゆる「グループ全体での会話」にはなっていませんでした。
そのうち一人の客の男性が気が付けば真っ白な顔になって、
ゆらっと立ち上がったのです。
「やだー、酔っ払ってんの?トイレ?」とおねえちゃんが話しかけますが、
彼は黙って棒立ちのままです。
眼鏡の奥の目が異様に見開いています。
「なんか、変だよ。何なんだよ。。。」ちょっとそのテーブルがざわついてきはじめたときです。
一瞬でしたがその棒立ちの彼が、
そうですね、10センチか15センチ、
つまさきのほうからゆっくり上の方にあがったように見えたのです。
ジャンプやつま先立ちで実現できるようなものではなく、
パントマイムのような自然さで、ゆっくりと浮き上がり、
完全に靴が地面から離れています。
さらにおかしいのは、
その様子はどうやら私にしか感じることができないらしく、
ほかの同席者に後で聞くと、
ただ彼が立ち尽くしているようにしか見えなかった、とのことでした。
その間2〜30秒ほどでしょか。
浮いた彼はいつものように戻って座り、
また飲み出すのです。
「もー、こわいー」などど言われながら、平然としています。
その店は2度目でしたが、
以前来た時も同じようなことが起こりました。
知識はありませんし、
あんなに短時間であるかどうかもわかりませんが、
あれば幽体離脱だったのではないでしょうか。
あの店は、過去に何かあったのでしょうか。