心霊スポット 怖い話 北海道 鷹栖町 見返りの木

北海道鷹栖町にある見返りの木

私が通っていた自動車学校の担当講師が体験した話です。

 

北海道は開拓地であり、その開拓の歴史の中では、
厳しい環境下で多くの犠牲者が出ていたことは知られています。

 

実際にそんな人たちを奉った石碑なども見かけるのは珍しいことではありません。

 

そんな中、教習所のうわさ話に「見返りの木」というのがありました。

 

その木は旭川近郊のどこかの一般道にあり、とても立派な大木だそうです。

 

しかし北海道の開拓の折、
厳しい環境について行けず死んでいった人たちを、
当時はその下にどんどん埋めていったそうなのです。

 

今でも改めて埋葬されることなく、
埋められていった数多くの人々の栄養を吸って大きくなった木。

 

その木を決して振り返って見てはいけません。

 

振り返ってみてしまうと、
多くの死者の顔が浮かび上がって見えてしまうからなのです。

 

大きな一般道であるにも関わらず自己の耐えない場所になっている。

 

そんな噂話でした。しかし実際には誰も「見返りの木」のある場所を知りませんでした。

 

ある日、先生は遠方の生徒を家まで送り届けるために隣町まで車を走らせ、
帰る頃にはあたりは夕暮れを迎え薄暗くなってきていました。

 

何気なくサイドミラーに何か映ったような気がして、
ミラーで後方確認をしたところ、
おびただしい量の顔が浮かんでいた木が伸びていたです。

 

驚いて呆然としていると、車体が車線を越え、
危うく対向車と正面衝突しそうになりました。

 

呼吸を整え、ハンドルを切り返し、
無我夢中で市内まで車を走らせたそうです。

 

すぐそれが「見返りの木」だったと思ったそうです。

 

決して、ミラー越しでも振り返ってはいけなかったのです。