心霊スポット 怖い話 兵庫県 再度山

兵庫県は神戸・再度山の狐憑き

大分以前のことですが、兵庫県の神戸市での出来事です。

 

当時私は神戸市に先輩がいて、頻繁に三宮界隈で先輩と一緒に遊んでいました。

 

口数の少ない、物静かな先輩でしたが、
私とは以心伝心とも表現できるくらい理解し合えていて、
喧嘩や言い合いなどもしたことがないような間柄でした。

 

夜遅くなった場合でも、いつも先輩が私の自宅まで車で送ってくれていたのですが、
数回に一度は先輩の自宅に止まらせてもらうこともありました。

 

ある日、いつものように遅くまで遊んでしまい、
先輩が「今日は泊まっていくか」と声をかけてくれたので、
私は同意し、車に乗り込んで、先輩の自宅に向かいました。

 

先輩の自宅は、三宮からですと、山を越えていかなければならないのですが、
その際にはいつも再度山を通っていました。

 

この山道は、カーブナンバー(当時はありましたが、今はわかりません)がついていて、
確か3桁まであったと思います。

 

あまりにもカーブが多くて、車で走るのが好きな人ならともかく、
私は事故のリスクが多いこの道は苦手でした。

 

その日もいつものようにその道を通っていました。

 

何度通っても事故にあう不安が私の中にはありましたが、
先輩は運転が上手く、実際には事故が起こるような状況にはならないはずでした。

 

ところが、ちょうど自宅への中間地点あたりに差し掛かった頃、
突然先輩が、私の方(助手席)を向いて、ものすごい勢いでわけのわからないことを口走り始めたのです。

 

何が起こったのかわからなかった私は、
「先輩、前を向いてください!前を向いてください」しかいえませんでした。

 

次々とカーブが迫ってきます。私は気が気ではありませんでした。

 

その後、先輩は通常の状態に戻って、
幸い事故も起こさず家に着き、そのことには全く触れずに今日まで至っています。

 

わずかな時間ではありましたが、何があったのか、いまでも謎のままです。