心霊スポット 怖い話 福井県 鯖江市 越前市

福井県の二回まわると手首が見える家

そこは福井県の旧8号線沿い、鯖江市と越前市との境にあるような場所です。

 

福井市から鯖江市方面に旧8号線を車で走り、
ちょうど越前市に入るぐらいのところ、こうこうとライトが照るドラッグストアの隣に突如、
全く明かりを発しない古びた一軒家が現れます。

 

この家、地元では有名なホラースポットでして、
かれこれ10年ほど前から存在します。

 

どうも一家心中したとか、3人家族の子どもが発狂し親を殺したとか、
あるのかないのかわからないようなうわさ話を多く耳にしてきました。

 

3年ほど前の夏の日です。

 

大学3年生の僕らは、
きたる就職活動の暗雲としたムードを盛り上げるつもりで、
いざ有名なこの旧8号線の廃屋に出かけました。

 

有名スポットでもありますから、22時や23時なんて時間はさけ、
あえてまわりの明かりも消える25時を狙っていきました。

 

明かりの消えたドラッグストアの駐車場に車を停め、
男3人で廃屋の敷地に入りました。

 

すると、もう、その圧倒的な恐怖の闇が僕ら3人を包み、
とてもじゃないですが、家への侵入ははばかれました。

 

しかし、そのままでは帰られません。

 

僕ら3人はこの廃屋のまわりを歩いてみました。
うっそうと茂る草木を踏みしめ、ぐるりと一周し、
そのままもとの場所まで戻ってきたのですが、友人がおかしなことを言います。

 

「家から何か声が聞こえた」

 

鳥肌が立ちました。
でも引き下がれません。

 

もう一度家をまわることになり、同様にまわりきったとき、
ふと2階の割れた窓を見ると、
そこに、青白いふやけた血管浮き出しの片腕がぶらさがっておりました。

 

僕ら3人とも、それを見ました。

 

言うまでもなく全力で駐車場に逃げ込み、一目散に逃げました。

 

今でもあの家はあるのでしょうか。

 

こわくて近づけません。