心霊スポット 怖い話 愛媛県 公園 伊予郡

愛媛県伊予郡にある某公園での恐怖体験

まず、今、あなたの目の前を通った人は本当に人間でしょうか?

 

私はこの体験をしてから、ふとした時に、このような考えが頭の中をよぎるようになりました。

 

中学2年生のある夏の日、当時、移動手段は自転車しかなく、
街に買い物に行くのにも、なにをするにも自転車をこぎ遊びに出かけていました。
その日も、片道1時間はかかる距離を友人と遊びに出かけた帰り道のことです。

 

夜も更け、その日はインディーズバンドのライブを見た帰り道だったため、
いつもより遅い時間になってしまいました。
その時すでに23時頃になっていたのですが、
帰り道にどこかに寄り道し、少し休憩(雑談タイム)することが、定番となっていたため、
その日はたまたま通りかかった公園で休憩することになりました。

 

好きなバンドのライブということもあり、
話が盛り上がり気がつけば深夜1時頃になっていたと思います。
話している最中も、バイクや車は何台かチラホラ通りますが、
団地の入り口にある公園ということもあり、歩行者は一人も通りませんでした。

 

そんなとき、友人が話しに夢中になっているときのことです。
5歳~6歳くらいの女の子が目の前の通りを歩いているのに気がつきました。
何歩か歩いては立ち止まりを繰り返し、
約5分ほどかけて暗闇の中に消えるようにしていなくなりました。

 

立ち止まったとき、なぜか、不思議とその子のことを、
話題にしないほうがいいのでは?という考えがよぎり、
何度か友人の話に割って入ろうか考えましたが、
その考えがブレーキを掛け、話題に出すことはしませんでした。

 

そして、話もひとしきり盛り上がり気がつけば、深夜2時。
自分自身も忘れかけていた、目の前を通った女の子の話をしてみたところ
友人からは予想外の言葉が返ってきました。

 

「いや、だれも通ってない」

 

最初は、お互いが冗談を言って騙しているのかと、笑い話のノリでいたのですが、
何度も歩いては立ち止まりを繰り返し、
距離も十分目で見える距離だったため見えないのはありえないなど、
お互いがどちらも本当のことを言っていて、
友人は一人も通ってないの一点張り、
押し問答が続くにつれ笑顔が消え一体あの子はなんだったのだろう、
と思いつつもその話題に触れること自体怖くなり、
私達は自転車に飛び乗り、大急ぎでその場を去りました。

 

その後、色々な人に、その公園について聞いたところ、
団地内での交通事故が多く死亡事故が絶えない時期があったとの話をききました。
(当時は道が改善されており、事故は少ない)

 

霊感はないので、霊らしきものを見たのはこの時が、最初で最後ですが、
もし立ち止まっていた時に、その子のことを話していたら、
声をかけていたらと思うと今でもゾッとする思いです。

 

それからというもの、人混みの中や、目の前を歩いている人を見て、
この人は本当に人間か、周りの人にもちゃんと見えているかと、ふと考えてしまいます。

 

今、あなたの目の前を通った人は、本当に人間ですか?